未来ワールド

―よみがえる縄文―

なぜ、かほどまでに、「芸術」が重大なのか?!


「衆愚の闇」は世界に暗黒をもたらし、「衆賢の光」は世界に光明をもたらす。
宇宙誕生から現代までの壮大な歴史と、人類の文明史をわかりやすく紐解き、人類のこれからのあり方を問う世界文明論。
ネアンデルタール人から縄文人……そして、ヨーロッパルネサンスへと脈々と受け継がれてきた「母乳(ちち)と野花密(みつ)の文明」。
環境破壊、気候変動、貧富の格差拡大、原発の放置……大きな「世界課題」を抱え、ゆきづまった人類を救うカギはどこにあるのか?
日本を代表する「先達詩人」原子修が、千年後の未来のために、物質主義に陥った現代に警鐘を鳴らす。


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題字揮毫:中野北溟
土器文様(カバー・表紙):山梨デザインアーカイブ提供(下記の土器を元に作成)
     名称 :深鉢 勝坂第III様式/出土:重郎原遺跡(山梨県塩山市中萩原)
土偶(カバー裏):八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館提供
     国宝「合掌土偶」 出土:風張I遺跡(青森県八戸市)


【著者略歴】
原子修(はらこおさむ)
1932年、函館市出生。早くから試作を始め、全国誌『詩学』の新鋭詩人特集で全国に紹介され、詩集『鳥影』(北海道詩人賞)を皮切りに詩集『未来からの銃声』(日本詩人クラブ賞)や別の詩集で全国賞の現代ポイエーシス賞を受賞し、日本現代詩人会から「先達詩人」の顕彰を受けた。詩劇の創作・公演も国内外で多数実施し、文化庁の地域文化功労者表彰を受けている。人類文明の課題にも深く関与し、子どもの権利条約童話『月と太陽と子どもたち』の日本語版・英語版・中国語版も刊行し、現在は日本ユニセフ協会賛助会員・国連UNHCR協会の国連難民サポーターとしてボランティア活動を継続している。1978年刊行の『人類パニック―生きのこるただ一つの道―』(講談社)も、この度の『未来ワールド―よみがえる縄文―』の先駆けといえよう。
札幌大学名誉教授。北海道小樽市在住。


〈2021年9月18日 読売新聞朝刊〉


原子修:著

発売月:2021年08月

定価:1100円(税込み)
46判、ソフトカバー
頁数:192ページ
ISBN: 978-4-434-29343-6 C0095