シネマとパリの終着駅

知れば知るほど、駅と映画は面白い

長年、鉄道業界と映画に携わってきた著者が綴る、パリの駅舎と映画にまつわる極上のエッセイ集。
誰もが知る名作映画の舞台となったパリの駅―そこには、さらに深い歴史がある。


ご購入はこちら

外国映画の中で、駅映画が多いのは、(中略)パリが舞台のフランス映画であるように思う。(中略)駅には集散する人々の希望と失意、喜びと悲しみ、出会いと別れ等が交錯し、駅は人々の人生の記憶装置でもあるが、パリの終着駅には、更に遠い旅先の風土や香りも漂い、街の広場のような風情がある。こんなパリの終着駅は、主人公の人生を描く映画の舞台として実に相応しい。(本文より)

【既刊本】
女の駅 駅を彩るスクリーンの女神たち
 
駅と映画の雑学ノート

【著者紹介】
臼井 幸彦(うすい ゆきひこ)
1944年福岡県生まれ。
京都大学工学部土木工学科卒業、同大学院工学研究科修士課程修了、京都大学博士(工学)。
1970年日本国有鉄道入社。1987年北海道旅客鉄道㈱入社、常務取締役開発事業本部長を経て、札幌駅総合開発㈱代表取締役社長、同会長。多摩美術大学客員教授を務め、現在、札幌国際大学客員教授。
著書に『駅と街の造形』(交通新聞社)、『映画の中で出逢う「駅」』(集英社新書)、『シネマの名匠と旅する「駅」』(交通新聞社新書)、『シネマと鉄道―映画にみる駅の風景70選』(近代映画社)、『女の駅 駅を彩るスクリーンの女神たち』(柏艪舎)、『駅と映画の雑学ノート』(柏艪舎)などがある。


臼井幸彦:著

発売月:2021年04月

定価:1540円(税込み)
46判、ソフトカバー
頁数:162ページ
ISBN:978-4-434-434-28808-1 C0095