海わたる聲

悲劇の樺太引揚げ船「泰東丸」 命奪われた一七〇八名の叫び

「留萌沖三船殉難事件」の生存者の貴重な証言をもとに描かれる感動のドキュメンタリーノベル

全道民に知ってもらいたい。
彼らは何故、大戦終結直後に非業の死を死んだのかを―。

第二次世界大戦終結直後、ソ連の潜水艦により留萌沖で撃沈された
引揚げ船「泰東丸」他二船のことを、あなたはご存知ですか?
本書は、歴史に埋もれた悲劇に即して綴られた、後世に伝えなければならない作品です。

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〈2019年7月 月刊クオリティ7月号〉



〈2019年3月10日 北海道新聞朝刊〉



〈2019年2月20日 9条連ニュース〉



〈2019年2月15日 月刊クオリティ3月号〉


数十年前の「留萌沖三船殉難事件」の取材テープを聞きなおしたとき、著者は自らの「宿題」を思い出した。
 
日本国政府は今なお、国籍不明潜水艦と主張している。
政治的な駆け引きの犠牲となった1708名の叫びに耳を傾けたい。

【著者紹介】
中尾則幸(なかおのりゆき)
1946年 北海道安平町(旧早来)生まれ。苫小牧東高校、早稲田大学第一文学部卒。
1969年 札幌テレビ放送入社。放送記者、ディレクターとして留萌沖三船殉難事件をはじめ、数多くのドキュメンタリーを制作。放送文化基金賞、全国民間放送連盟賞優秀賞、ギャラクシー賞選奨など受賞作品多数。
1992年 参議院議員北海道選挙区当選(1期6年)。参議院沖縄・北方問題特別委員会委員長。
エッセイ「PHP賞」「二十四の瞳文壇エッセイ優秀賞」。
2017年 旭日中綬章
現在、映像プロデューサー


中尾則幸:著

発売月:2019年01月

定価:1430円(税込み)
46判 ソフトカバー
頁数:172ページ
ISBN:978-4-434-25520-5 C0093