9月の砂浜

小さな海辺のホテルを背景に四人の女性たちの「時」と「想い」が交錯する

どこか懐かしいのに、新鮮なストーリー。
この完成度の高さは、新人の手によるものとは思えない。

2002年9月初めの土曜日、ホテル・グラッチェのロビーはいつもと変わらない光景だった。
フロント係の娘は、出入りの花屋が花をもってきたのを見た。
二階からおりてきた泊まりの客は、衿のブローチに手をあて、ロビーでうとうとしている老女は、懐かしい夢を見ていた。
糸車は物語という風を受け、このときすでに回りはじめていた。
そして、2012年9月最後の日曜日―


藤木雅子:著

発売月:2014年06月

定価:1650円(税込み)
46版 ハードカバー
頁数:240ページ
ISBN:978-4-434-19084-1

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