復刻版 北の山の栄光と悲劇

全ての山好きに捧げられた、待望の書、ついに復刊!

あらゆる山の頂上を追い求めるアルピニストは、常に死と隣り合わせの世界に身を置いている。
その現実から目を背けず、北の山々で起こってしまった悲劇を、膨大な資料と長年の取材を元に綴ったノンフィクション。

 北の山にパイオニアスピリットと英知を傾け、模糊とした大樹海、滾る渓谷、雪煙の舞い散る白き世界に挑んだ先達と、志半ばにして逝った人々に心から本書を捧げる。

第一章 日高の開拓・ああ、ペテガリの道遠く
第二章 怨念の川・日高、札内川鎮魂歌
第三章 羆との闘い悲し、八ノ沢に紫煙と消えて
第四章 岳人の心の山、利尻開拓の火は燃えて
第五章 中央高地・そこには人間のドラマが……
第六章 吹雪の大雪山に結ぶ心のザイル
第七章 陸の孤島「知床」に魅せられた男たち
第八章 芦別岳讃歌・ふるさとの山いま燃ゆる
第九章 北の山々・白き魔王の刃に逝った者たち
第十章 原野の人・自由と創造を未開の地に求めて
終 章 日高全山縦走と集中登山と……


「北海道新聞」(2016年8月14日付)


「山の本」(2016年秋 No.97)


滝本 幸夫:著

発売月:2016年06月

定価:1980円(税込み)
46版
頁数:354ページ
ISBN:978-4-434-22073-9 C0095

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